門倉國輝は、洋菓子業界のパイオニアとしてフランスのみならずヨーロッパの味と文化を日本に伝える事を使命と考え、常に時代の最先端の文化を取り入れ、歴史と融合を心がけて、暮らしの豊かさと美しさを創造してきました。
1931年、銀座6丁目角に銀座コロンバン本店を開店。2階の古代フランス風サロンでは、藤田嗣治画伯の天井壁画を6枚飾り、本格的なフランス料理も提供しました。また、皇室・皇族方や宮内省へのお菓子のお届けには、当時としては最先端の自動車（ダットサントラック14型）を使用していました。
今では一般的なものとなったオープンテラス喫茶や洋生菓子実演室付き店舗を一早く日本に誕生させたのも、コロンバンです。
また、創業当時より日本人パティシエをフランスに送り出し、日本の洋菓子業界を支える多くの人材を育成・輩出し洋菓子業界の発展にも貢献。
1977年には、洋菓子業界の振興と業界の発展に寄与した功績、日仏交流に寄与した功績、洋菓子協会の指導育成に関する功績、公益に寄与した功績により勲四等瑞宝章を賜りました。

2011年1月からは農薬を使用せず、野菜を栽培するアグリ事業を神奈川県海老名にて開始。試行錯誤を繰り返し、じゃがいも、さつまいも、玉ねぎ、生姜など、根菜を中心に栽培し、サロンメニューに活用しています。
また、小麦等に含まれるたんぱく質「グルテン」へのアレルギーを持つことで食事が制限されるお客様にも美味しいお菓子を提供したいという思いから、名古屋で米粉専用工場を稼働させ、グルテンフリー対応のお菓子づくりを開始。2018年1月より小麦粉、卵不使用の「グルテンフリークッキー」を発売しました。
安全・安心に基づき吟味された素材による本物の味と伝統に支えられた技術に一層の磨きをかけ、あらゆる可能性に挑戦する。
お客様に感動して頂ける商品とサービスをお届けすることを喜びとしていた門倉國輝の想いは、今日に至るまで受け継がれて続けています。

※埼玉工場では小麦粉製品を取り扱っております。現在販売中の全ての製品がグルテンフリー商品ということではございません。