いま、日本酒はその歴史上、もっともレベルの高い時代にあると言っても過言ではありません。
造り手のレベル、輸送や保存の技術が格段に向上し、なにを飲んでもちゃんとおいしい。どんどん若い造り手が生まれ、それぞれにこだわりの日本酒をつくっている。しかし、これだけ環境が整っていながら、日本酒が国内で文化として根づいているとはまだまだ言いがたい状況です。日本酒の評価は、国内よりもむしろ世界からの方が高いと言えます。
では、なぜ日本酒は日本人にとって「そこにあるのが当たり前」にはなっていません。
なぜでしょうか?その原因は2つ
1つ目が「やたらと通説が多いこと」2つ目が「日本語なのに何を言っているのかわからないこと」。
でも実は造りさえ「翻訳」できれば、その日本酒がどんな味なのかもわかるし、造りのポイントもわかる。意外と日本酒って単純でカンタンなんですよ。
2つの質問に答えるだけで、カンタンに造りの好みとオススメの銘柄まで導き出せる診断シートを用意しましたのでトライしてみて下さい。
辿り着きましたか?
さて、1問目「食卓に出てきてテンションが上がる卵焼きは?」。
プレーンの卵焼き、甘い卵焼き、だし巻のいずれかを選んで頂きました。
この3つの選択肢はそれぞれ、
だし巻 → 旨味が強いものが好み
プレーン → スッキリした味が好み
甘いやつ → 甘味が強いものが好み
と言い換える事が出来ます。
2問目、「3時に出てきたらうれしいおやつは?」。
これは、甘味の強さや種類の好みを判断するための質問です。
メロン、白桃 → 華やかな香りが特徴です。香り高い吟醸系が好み
梨、イチジク → あまり香りが強くない、みずみずしいものがお好きでは?本醸造のスッキリ系が好み
おはぎ、おかき → 典型的なお米の香りがするお菓子。純米酒が好み
この2つの答えを組み合わせると、次の表のようになります。
なにを言っているのかよく分からないと思いますが、ダマされたと思って自分の番号だけでも覚えてみて下さい。