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お中元の時期を過ぎた時の対処法は?
9月になったらどうする?
お中元は、お盆の時期に贈るご挨拶のギフトです。お盆の時期は地域によって異なりますが、年々早まる傾向にあるため、6月中旬から準備をしておくと安心です。地域ごとの時期の違いや、お盆を過ぎてしまった場合の対処法についてまとめました。
お中元とは
お中元は、お世話になっている方に感謝の気持ちを込めて贈るギフトです。近年では、遠方にいてなかなか会えない人同士がお互いの近況を知らせるきっかけとしてもやり取りされています。
お中元の起源は、中国の年中行事にさかのぼってみることができます。中国では旧暦7月15日を「中元」といい、この日に生まれた神様を祀る風習がありました。この風習は仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)と結びついて日本へ渡り、祖先の霊を供養する風習となりました。
江戸時代には、親戚にお供物を配るという現代に近いお中元の文化が定着していたといわれています。
お中元の一般的な時期
お中元の一般的な時期は、7月1日〜7月15日までとされています。本来はこの期間中がお中元を贈るタイミングとされていますが、近年は徐々に早まる傾向にあります。そのため、6月中旬〜下旬にかけてお中元を贈ることも珍しくなくなっています。
お中元を贈る時期一覧【地域別】
お盆には新盆と旧盆があり、地域によって違いがあります。明治以前に、日本は旧暦を使用していましたが、明治時代に入ると国際化に伴って新暦(グレゴリオ暦)へと切り替えられました。しかし、お盆が農作業の繁忙期と重なるのを避けるため、あえて旧盆の風習をそのままにした地域もあります。そのため、日本には約一ヶ月の違いで二つのお盆が存在しています。
それぞれの地域のお中元を贈るお盆の時期は、次の表の通りです。
| 地域 | お盆の時期 |
|---|---|
| 北海道・東海・関西・中国・四国 | 7月15日〜8月15日 |
| 東北・関東 | 7月1日〜7月15日 |
| 北陸(西側・新潟) | 7月1日〜7月15日 |
| 北陸(東側・富山) | 8月1日〜8月15日 |
| 九州 | 8月1日〜8月15日 |
| 沖縄 | 旧暦7月13日〜7月15日(新暦8月下旬〜9月頃) |
沖縄にとってお盆は、特に重要とされる年中行事です。旧暦を使用しているため、新暦のカレンダー上では毎年日付が変わります。2026年の沖縄のお盆は、新暦の8月25日〜8月27日です。
お中元の時期を過ぎたらどうする?
お中元の時期を過ぎてしまっても、あわてる必要はありません。「暑中見舞い」や「残暑見舞い」としてギフトを贈る方法があります。しかし、なるべくお中元の期間内に贈れるように、6月頃から準備をしておくようにしましょう。
お中元ではなく暑中御見舞として贈る
お中元を過ぎてしまっても、お盆を7月1日〜7月15日の期間としている地域なら、立秋までは「暑中御見舞」というのし紙でギフトを贈ることができます。立秋は二十四節気のうちのひとつで、暦の上では「秋が始まる日」とされています。
ただし、立秋は毎年日にちが変動するので注意しましょう。2026年の立秋は8月7日です。
お中元ではなく残暑御見舞として贈る
立秋を過ぎてしまったとしても、処暑までは「残暑御見舞」というのし紙でギフトを贈ることができます。処暑も二十四節気のひとつで、暦の上で「厳しい暑さがピークを超える時期、暑さが和らぐ時期」とされる日です。処暑も毎年8月23日〜9月7日頃までの間で変動するので、カレンダーを忘れずチェックするようにしましょう。2026年の処暑は8月23日です。
お中元でお盆を過ぎた場合の対処法
お中元でお盆を過ぎた場合は、過ぎたタイミングによって表書きを変えることでギフトを贈ることができます。新暦のお盆すなわち新盆の7月13日〜7月16日を過ぎた場合は、「暑中御見舞」、「残暑御見舞」として贈りましょう。
旧暦のお盆8月13日〜8月16日を過ぎた場合は、処暑(8月下旬)頃までなら「残暑御見舞」として贈れます。
8月が過ぎて9月、10月以降に贈り物をしたい場合は、後の項目「お中元の時期を過ぎて9月になった場合」を参考に、別の名目で贈るようにしましょう。
会社・取引先へのお中元で時期を過ぎた場合
会社や取引先のお中元が遅くなってしまった場合も、基本的には「暑中御見舞」や「残暑御見舞」の表書きでギフトを贈れば問題ありません。その際は、品物が届く前にお中元の時期を過ぎてしまったお詫びの連絡をしておくとスマートです。
お中元の時期を過ぎて9月になった場合
お中元の時期を過ぎてしまい、9月に入ると「暑中御見舞」や「残暑御見舞」の表書きもふさわしくない季節になります。その場合は、別のギフトとして贈りましょう。お中元が遅れてしまったという印象が見えると失礼になるため、別のかたちのギフトであることをアピールします。
なお、ゼリーやアイス、スイカなど夏に合わせたギフトは、季節外れになってしまうため避けるようにしてください。できるだけ季節感を感じない品物を選ぶようにします。
表書きは「御礼」などとするのが一般的ですが、悩む場合は思い切って夏の贈り物をあきらめ、お歳暮を改めて贈る方法もあります。
お中元の時期に喪中だった場合
お中元は「日頃のご挨拶とお礼」であり、お祝いのギフトではありません。そのため、自分や相手が喪中の際に贈っても、マナー違反にはならないので安心してください。ただし、相手に配慮するため、喪中の際にはおさえておきたいポイントがあります。
自分が喪中の場合
自分が喪中の際は、お中元を贈っても失礼にはあたりませんが、相手に気を遣わせてしまったり、縁起が良くないと思われてしまったりする可能性はあります。そのため、喪中の際は忌中(四十九日)を過ぎてから贈るようにしましょう。忌中の間にお盆の期間が過ぎた場合は「暑中御見舞」や「残暑御見舞」として贈ります。
気持ちの整理がついていない時は、無理にお中元の手配をする必要はありません。精神的につらいと感じる場合は、気持ちの整理がつくまで休息しましょう。
相手が喪中の場合
相手が喪中の場合も、お中元を贈るのはマナー違反ではありません。しかし、大切な方を亡くしたばかりで、贈り物を喜ぶ気力がない可能性も考えられます。そのため、日にちをずらして、忌中(四十九日)を過ぎてから贈る方が無難です。
贈り先が近所の場合は訪問してお悔やみの挨拶を、遠方であれば手紙や電話でなぐさめの言葉をかけます。お中元を贈りたい場合は、その際に贈っても良いかどうか、さりげなく確認するのも良いでしょう。
お中元の基本マナー・注意点
お中元のやり取りは、いざやってみようとすると細かいマナーが分からずあわててしまうかもしれません。のしや水引、表書きの一般的な書き方と、お中元のお返しやお礼状について基本的なマナーや注意点を見てみましょう。
のし・水引・表書きのマナー
慶事の贈り物は、紙で包んで水引をかけ、あわび貝をのした熨斗(のし)を右上に飾って相手へ贈るのが正式なマナーです。現代では簡略化され、水引とのしが印刷されたのし紙を用いるのが一般的になりました。
お中元ののし紙は、紅白蝶結びの水引が印刷されたものを用います。水引の上段には「お中元」、「御中元」と表書きをして、下段には贈り主の名前を苗字のみ、あるいはフルネームで記載します。文字はすべて縦書きで記載します。
お中元にお返しは必要ではない
お中元は、目下から目上の方へ贈るのが一般的で、お返しは基本的に必要ありません。しかし、親戚や友人同士の場合は、お中元を贈り合って近況報告のきっかけとすることもあります。この場合は、お中元をもらってから1週間程度の間をあけてから贈るようにしましょう。
お返しの価格相場は、相手との関係性によって変わります。贈り合う場合は、同じくらいの価格のものをセレクトしましょう。また、お返しを贈る場合は、もらったものより高額な品物を贈ると失礼になるので、少し安い品物を選びます。
お中元をもらったらお礼状を出す
お中元をもらったら、お礼状を出しましょう。親しい間柄ならメールや電話のみでも失礼にはなりませんが、本来はハガキか手紙でお礼を伝えるのがマナーです。
お礼状は、感謝を伝えるためだけに出すものではありません。無事に品物が届いたことを知らせる意味もあるため、出すタイミングは早ければ早いほどよいとされています。なるべく3日以内には出すようにします。すぐにお礼状を出せない時は、メールや電話などで先にお礼を伝えましょう。
まとめ
お中元は、地域によって贈る時期が異なるため、早めの準備が必要です。遅れてしまった場合は、「暑中御見舞」や「残暑御見舞」の表書きで贈ることもできます。しかし、暑中見舞いは立秋まで、残暑見舞いは処暑までと、毎年贈って良いタイミングが少しずつ異なるため、カレンダーを確認するようにしましょう。お世話になった方のお礼として、普段なかなか会えない方との近況報告として、お中元をスマートに贈って素敵なお盆をお過ごしください。
更新日: 2026年5月13日
