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バレンタインと言えば、チョコレートをはじめとして素敵な甘いお菓子をプレゼントするイベントです。
しかし、それぞれのお菓子には秘められた意味があることを、知らない人も意外に多いのではないでしょうか?
バレンタインで贈ることが多いお菓子に込められた意味、贈るべき相手について、そしてバレンタインで贈ると誤解されてしまうかもしれないお菓子について、ご紹介します。
【早見表】バレンタインで贈るお菓子の意味一覧
お菓子 | 意味 | 贈る相手 |
マカロン | あなたは特別な存在 | 夫婦、恋人 |
マロングラッセ |
永遠の愛を誓う 永遠の愛の証 |
夫婦、恋人 |
ティラミス | 私を元気づけて | 夫婦、恋人、友達 |
ガトーショコラ | 特になし | 夫婦、恋人、友達、同僚 |
カップケーキ | あなたは特別な存在 | 夫婦、恋人 |
マフィン | あなたは特別な存在 | 夫婦、恋人 |
ドーナツ |
あなたのことが大好き 永遠に続く愛 |
夫婦、恋人、家族 |
クッキー | 友達でいましょう | 友達、同僚 |
バウムクーヘン |
幸せが長く続きますように 幸せを重ねましょう |
夫婦、恋人 |
キャンディー |
あなたと長く一緒にいたい あなたが好き |
夫婦、恋人、友達 |
キャラメル | 安心する存在 | 夫婦、恋人、友達 |
マドレーヌ | 仲良くなりたい | 夫婦、恋人 |
バレンタインに贈りたいお菓子の意味一覧
バレンタインに相手へ贈るお菓子には、意味があり、その意味を知って渡すとよりバレンタインを楽しむことができます。
チョコレート
バレンタインの代表的なプレゼントであるチョコレート。
実は、チョコレートに深い意味はなく、どんな関係性の人であっても、贈ることができます。
強いて言えば「あなたと同じ気持ち」を意味するお菓子とされています。
恋愛関係にある人だけでなく、感謝の気持ちや励ましの気持ちを込めて贈ることができるので重宝しますね。プチプラなチョコから高級チョコまで、価格帯が広いのも魅力です。
チョコレートを贈る意味:あなたと同じ気持ち
贈る相手:夫婦、恋人、友達、同僚
マカロン
マカロンは、メレンゲでできたお菓子です。作ってから乾燥させて焼く、非常に繊細な工程を経て作られるので、高級なイメージがあるかもしれません。
深い愛情を込めたお菓子で、恋人やパートナーに贈るプレゼントとしてぴったりです。
「あなたは特別な存在」という意味があります。
ハーブを使った甘さ控えめのマカロンもあるので、甘いものが苦手な方へのギフトにもおすすめです。
マカロンを贈る意味:あなたは特別な存在
贈る相手:夫婦、恋人
マロングラッセ
ヨーロッパでは、男性から女性へ贈られることが多いお菓子です。
ちなみに、「グラッセ」とは、氷のようなつやを食べ物にまとわせる調理方法のこと。栗にシロップを染み込ませるまでに何日もかかるため、手間をかけた贅沢なお菓子と言えるでしょう。
込められている意味は「永遠の愛を誓う、永遠の愛の証」。プロポーズにも使えるロマンチックなお菓子です。
マロングラッセを贈る意味:永遠の愛を誓う、永遠の愛の証
贈る相手:夫婦、恋人
ティラミス
ティラミスは、ケーキ屋さんなどでも売られているイタリアのお菓子です。
イタリア語でティラ(Tira)は引っ張る、ミ(Mi)は私、ス(Su)は上に、という意味で、ティラミスには「Tirami su!」すなわち、私を元気づけて(引っ張り上げて)という気持ちが込められています。
気心の知れたパートナーや夫婦、友人同士でプレゼントし合いたいお菓子ですね。
ティラミスを贈る意味:私を元気づけて
贈る相手:夫婦、恋人、友達
ガトーショコラ
ガトーショコラは、チョコレートをたっぷり使っているので、バレンタインに人気のケーキです。
お菓子に特別な意味は込められていないので、仕事関係の方にも贈りやすく、万能スイーツと言えるかもしれません。 手作りレシピもたくさんありますが、パティシエの手による本格派のガトーショコラも魅力的ですよ。お友達同士で持ち寄ってバレンタインパーティをするのもおすすめ!
ガトーショコラを贈る意味:特になし
贈る相手:夫婦、恋人、友達、同僚
カップケーキ
海外の映画や小説などで、可愛くデコレーションされたカップケーキを食べるシーンを見たことはありますか?
実は、カップケーキは、海外において誕生日や結婚式の時だけに食べるスペシャルなお菓子とされています。
日常的なお菓子ではなく特別な時に食べるスイーツということで、これを贈る時は「あなたは特別な存在ですよ」とアピールしていることになります。
バレンタインでは、恋人やパートナーに贈りたいですね。
カップケーキを贈る意味:あなたは特別な存在
贈る相手:夫婦、恋人
マフィン
マフィンも、マカロンやマロン・グラッセと同様に作るのに手間がかかるお菓子です。
そのため、バレンタインでは「あなたは特別な存在」という意味を込めて贈るお菓子と考えられています。
チョコマフィンやレーズンマフィンのような甘いマフィンだけでなく、野菜マフィンやペッパー風味など食事系マフィンも充実しているので、甘いものが苦手な方へのギフトとしてもおすすめです。
マフィンを贈る意味:あなたは特別な存在
贈る相手:夫婦、恋人
ドーナツ
ドーナツは、輪の形をしていて始まりと終わりがないので、「永遠に続く愛」をイメージできる贈り物です。 長い年月を寄り添ったパートナーへはもちろん、「これからずっと良い関係を続けたい」という気持ちを込めるのにもぴったりなので、 スタートしたばかりの交際相手へ、または大切な友人へのギフトにもおすすめ。
食事系のドーナツを選べば、甘いものが苦手な方にも喜ばれます。
ドーナツを贈る意味:あなたのことが大好き、永遠に続く愛
贈る相手:夫婦、恋人、家族
クッキー
クッキーはサクサクと軽い食感であることから、「軽い関係」という意味があります。
お菓子の持つ意味を重視したい時は、恋人やパートナーに贈るのは避けて、会社関係の人や友人へプレゼントするようにしましょう。
クッキーは小分けしやすいお菓子なので、オフィスで複数人へ分けて渡すのに最適です。 お酒とのマリアージュを楽しめるクッキーをセレクトするのも良いかもしれませんね。
クッキーを贈る意味:友達でいましょう
贈る相手:友達、同僚
バウムクーヘン
バウムクーヘンは、生地を何層にも重ねて焼いていくお菓子です。
この作り方にあやかって、幸せが幾重にも続くようにと結婚式の引き出物に使われる、縁起の良いお菓子とされています。
バレンタインでも、「この幸せが長く続きますように」という思いを込めて贈ることができます。
お菓子の意味を考えるなら、パートナーや恋人に贈るのがふさわしいでしょう。
バウムクーヘンを贈る意味:幸せが長く続きますように・幸せを重ねましょう
贈る相手:夫婦、恋人
キャンディー
カラフルなキャンディーは、口の中ですぐに溶けず、長く味わうことができます。
そのため、「あなたと長く一緒にいたい、あなたが好き」という気持ちを込められるお菓子です。
パッケージがかわいいキャンディーも多いので、選ぶところからバレンタインを楽しめるのがポイント。素朴なものからアーティスティックなキャンディーまで、お好みのものをセレクトしてください。
キャンディーを贈る意味:あなたと長く一緒にいたい、あなたが好き
キャラメル
キャラメルは、口溶けよく消えていきますが、香りが強く存在感が強く残ります。
このことから、「他の人とは違う存在、安心する存在」を象徴するお菓子になります。
自分にとっての大切な人であるパートナー、恋人だけでなく、同じ趣味を楽しむ友人、同じ時間を共有している友人へ贈るのも素敵です。
キャンディーとキャラメルで込められた意味が異なっているのも、興味深いですね。
キャラメルを贈る意味:安心する存在
贈る相手:夫婦、恋人、友達
マドレーヌ
貝殻をモチーフにしたマドレーヌは、もともとキリスト教の巡礼のシンボルでした。
中世では通行証としてホタテの貝殻を使っていて、伝統的なマドレーヌはホタテの形に焼き上げていきます。
一方、日本では二枚貝は夫婦円満、縁結びの象徴として大切にされてきました。
このことから、「仲良くなりたい」という意味が生まれたと言われています。
パートナーや恋人に、改めて愛しい気持ちを伝えるのにふさわしいお菓子ですね。
マドレーヌを贈る意味:仲良くなりたい
贈る相手:夫婦、恋人
バレンタインに控えたいお菓子の意味一覧
込められた意味を考えると、贈るのはちょっと避けたいお菓子をご紹介します。 相手のリクエストでない場合は、別のお菓子も検討した方が良いかも知れません。
マシュマロ
マシュマロは、もちもちとした食感が楽しく、口溶けが良くふわっと消えてなくなるのが魅力です。
しかし、バレンタインではその口溶けの良さがマイナスとなり、ふさわしくないと考えられています。
マシュマロをバレンタインにあげると、「あなたが嫌い」、もしくは「関係がすぐなくなる」という意味になってしまいますので注意しましょう。
マシュマロを誰かにプレゼントしたい時は、バレンタイン以外のタイミングで贈るのが良いかもしれません。
グミ
グミは、カラフルだったり食感がユニークだったり、ちょっとした話題を提供できるお菓子です。
しかし、バレンタインにグミを贈ると「嫌い」という意思表示になってしまうため、注意してください。
グミがどうして「嫌い」を意味するようになったのか、由来は定かではありません。
とはいえ、軽い気持ちであげると「嫌い」というメッセージを一緒に届けてしまうかもしれないので失敗しないよう注意してください。
贈りたい時は、バレンタイン以外のイベントを選びましょう。
せんべい
甘いものが苦手な方へは、ついついしょっぱいお菓子を贈りたくなります。
しかし、せんべいは「愛が割れる」というメッセージが込められているので、避けた方が無難です。
どうしてもしょっぱいお菓子を贈りたい方へは、ハーブやスパイスを使った食事系のマフィンやクッキー、甘さ控えめのマカロンなどがふさわしいでしょう。
和風のお菓子を贈りたい時は、せんべい以外の羊羹やもなか、上生菓子、どら焼きなどをチョイスするのが良さそうです。
義理の相手への高級チョコレート
「お世話になったお礼に」、「上司へのマナーとして」と贈る義理チョコは、あくまでお世話になっているお礼として渡すようにしましょう。
高級過ぎるチョコレートや、愛をテーマにしたチョコレートギフトは、本命チョコレートと勘違いされてしまうリスクも。
ブラウニーやガトーショコラなど、特別な意味が込められていないお菓子を選ぶのもおすすめです。
相手の重荷にならないよう、さりげなくスマートに感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
バレンタインの意味・由来について
日本におけるバレンタインは、「女性から男性へ、愛を伝える日」とされています。
このイベントを提唱したのはチョコレートメーカーとされていて、宣伝のためのキャンペーンによって徐々に社会へ浸透していきました。
近年では、いわゆる本命チョコだけでなく、義理チョコ、友チョコなど贈る相手も多様になっています。
また、バレンタインデーに男性から女性へ気持ちを伝えることを「逆チョコ」と言ったり、自分のためにいつもよりちょっと特別なチョコを買う「自分チョコ」がブームとなったり、楽しみ方は広がり続けています。
もともとのバレンタインの由来は、1750年前のローマ帝国時代までさかのぼります。
戦場へ赴く兵士の士気を高めるため結婚が禁じられていた当時、若い恋人たちのためにこっそり結婚式を執り行うキリスト教の司祭がいました。
司祭はローマ皇帝の命令に背いたとされて死刑を宣告されるまで、恋人たちの結婚を祝福し続けました。
その司祭の名前は、ヴァレンティヌス(バレンタイン)。
ヴァレンティヌスは、結婚生活の守護神である女神ユノーの祝日である2月14日に処刑されました。ここからバレンタインの風習が始まったと言われています。
なお、今回紹介したお菓子の持つ意味は、海外ではかなり重視されています。
日本では馴染みのないものもあるかもしれませんが、今後広まっていくかもしれませんね。
まとめ
バレンタインデーにふさわしいお菓子と、避けた方が良いNGお菓子についてご紹介しました。
比較的よく知られたものもありましたが、「そうだったの?」と驚く意味もあったのではないでしょうか。
バレンタインに贈り物をする対象は広がり続け、バレンタインデーは、愛や感謝、友情などさまざまな思いを伝える特別な日になっています。
今年は贈る意味を改めて考えながら、相手にピッタリのギフトをチョイスしてみてはいかがでしょうか。
更新日:
2023年12月8日