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クリスマスの絵本などで、暖炉に大きな靴下が吊るされているのを見たことはありませんか?
実は、あの靴下こそクリスマスに贈り物をする風習のカギとなるアイテムなのです。
クリスマスと靴下の関係について、ひもといてみましょう。
クリスマスプレゼントはなぜ靴下に?
クリスマスツリーに飾るオーナメントとしても人気がある、カラフルな靴下(ソックス)。
クリスマスが近づくと店頭に並ぶお菓子のラッピングとしても、とてもポピュラーなモチーフです。 「なぜ靴下なの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんね。
サンタクロースがプレゼントを靴下に入れてくれるという言い伝えは、とても古くサンタクロースの元になったと言われる人物、聖ニコラオスに由来しています。
ある村に、貧しくて娘たちに結婚の支度ができない家族がいました。
悩んだ両親は、長女に身売りをさせ、下の娘たちの結婚資金を作ろうとまで思い詰めてしまいます。
その話を偶然耳にした聖ニコラオスは、ある夜、その貧しい家庭の暖炉へ金貨を投げ入れました。
聖ニコラオスが投げ入れた金貨は暖炉に吊るしてあった靴下に入り、その金貨で家族は娘に身売りさせずに済んだと言われています。
このお話にあやかって、クリスマスの夜にはプレゼントを入れてもらえるよう、暖炉に靴下を吊るすようになったのです。
大きな靴下なら、大きめのクリスマスプレゼントもらくらく入ります。
大切なあの人にぴったりのギフトをセレクトしてみてくださいね。
クリスマスには靴下を飾ろう!
サンタクロースのモデルとした知られる聖ニコラオスは、靴下に金貨を入れたエピソード以外にも多くの逸話をもつ人物です。 貧しさや困難に直面したキリスト教信者へ救いの手を差し伸べ、人々の救うためにたくさんの奇跡を起こしました。
このことから、サンタクロースのプレゼントも靴下で受け取るという風習が出来上がっていったと考えられます。
なお、イタリアやロシアでは「良い子の靴下にはプレゼントが、そうでない子の靴下には真っ黒い石炭が入っている」という言い伝えもあるようです。
クリスマスを象徴するモチーフの靴下、今年は飾ってプレゼントを待ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
クリスマスの靴下は、サンタクロースのモデルになったキリスト教の聖ニコラウスのエピソードにちなんだものでした。
クリスマスといえばトナカイ、ツリー、リースなどのイメージがまず思い浮かびますが、靴下もこれらと同じくらい、象徴的なモチーフと言えるでしょう。
今まで靴下モチーフは使ってこなかったという方は、今年こそプレゼントのラッピングに、12月のインテリアに、贈り物を入れるための靴下を取り入れてみてくださいね。
更新日:
2024年10月15日