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クリスマス(キリストの降誕)までのカウントダウンが楽しめる「アドベントカレンダー」は、12月に入ったら飾り始めましょう。
1日ずつ、お菓子やカードを入れて飾れば、毎日開けるたびにワクワクした気持ちを味わうことができるはず!
素敵なアドベントカレンダーや、カレンダーの由来についてご紹介します。
アドベントカレンダーとはどんなもの?
アドベントカレンダーは、キリスト教の西方教会において、キリストの降誕を指折り数えて待つために使うものです。
期間は、基本的にクリスマス前の「日曜日4回分」で、2024年は12月1日(日)、2025年は12月7日(日)からアドベントカレンダーを使ってクリスマスまでのカウントダウンを行うことができます。
なお、キリスト教圏では、カレンダーの他に、ろうそくを4本立てたアドベントリースを飾り、日曜日を迎えるごとにろうそくに火を灯していく儀式を行う家庭もあります。
1本ずつろうそくを灯していき、すべてに火が灯る頃にはクリスマス当日を迎えるというわけです。
そもそも「アドベント」とは?
アドベントの語源は、ラテン語のAdventus(到来、到着、接近)とされていて、12月初めからクリスマス当日までの期間は、「アドベントシーズン」とも呼ばれています。
日本語ではアドベントは、降臨節、待降節(たいこうせつ)などと訳されています。
つまり、イエス・キリストの到来を待ち望む季節、時期という意味です。
ヨーロッパでは、このシーズン中にアドベント・フェアや、クリスマスマーケットのようなアドベントマーケットが開かれることも多く、イルミネーションの点灯がスタートするなど、クリスマスに向けて街が華やかになっていく期間でもあります。
ちなみに、アドベントシーズンをカウントダウンできるカレンダーは、アドベントカレンダーと言いますが、北欧ではユール・カレンダーとも呼ばれます。これは古代の名称がそのまま残ったものとされています。
宗教色の薄い日本でも、アドベントカレンダーはクリスマスを楽しみに待つためのアイテムとして、人気を集めています。
アドベントカレンダーの由来・歴史
アドベントカレンダーは、19世紀はじめのドイツで発祥したという説が有力です。
当初は、各々が家の壁にチョークで印をつけて、12月1日から24日までを数えたのが始まりとされています。
そこから、カウントダウンするために宗教画を24枚飾る、ろうそくを24本用意して1日に1本ずつ火を灯していくなど、さまざまなバリエーションが派生して、20世紀になってからカレンダー式のカウントダウンが主流になったと言われています。
現代のアドベントカレンダーは、1日ごとにポケットや箱があって、それぞれにカードやツリーの飾り、お菓子といったアイテムが入っているものが人気です。
こうしたスタイルのアドベントカレンダーは、1980年代に登場して、子どもたちの間で人気となりました。
紙のカレンダーだけでなく、布製のもの、木製のものなど、楽しいしかけのあるカレンダーがたくさんあって、今ではすっかりクリスマスの風物詩として定着しています。
アドベントカレンダーはいつからいつまで使うのが正解?
キリスト教におけるアドベントシーズンは、クリスマス前の日曜日4回分と解説しましたが、現代のアドベントカレンダーは曜日にこだわらず、12月1日から24日までのカウントダウンを行うものが一般的になっています。
そのため、12月1日から使い始めて、24日のクリスマスイブまで使うのが正解です。
かわいいデザインのカレンダーなら、クリスマス当日まで飾っておいても素敵ですね。
アドベントカレンダー以外のアドベントの風習は?
アドベントカレンダー以外に、クリスマスまでの期間をカウントダウンする風習はいくつかあります。
日本で近年ポピュラーになっている「シュトレン」も、実はアドベントの一つです。
シュトレンは、酵母の入った生地にオレンジピールやレーズン、ナッツなどを練り込んで作られるドイツのクリスマス菓子です。
ドイツではこれを一度に食べずに、毎週一切れずつ切り分け、食べながらクリスマスの到来を待つ風習があります。
ちなみに、名前は異なりますが、オランダやデンマークにも同じような伝統的なフルーツケーキがあります。
また、宗教的な意味合いの強い儀式には、リースに4本のろうそくを立てて、毎週日曜日に1本ずつ灯していく行事があります。
ハンドメイドの手作りキットなら、
簡単におしゃれなオリジナルのアドベントカレンダーを作って楽しむことができます。
クリスマス アドベントカレンダー 平袋
クラフト紙や包装紙で平袋を作り、日づけをあらわす札やスタンプをプラスすれば、キャンディや小さなオーナメントが入るアドベンドカレンダーが簡単に作れます。
1日ごとに開いて、小さなサプライズを楽しみましょう。
シンプルな袋に、シールを貼ったり絵を描いたりしてオリジナリティを演出するのも素敵ですね。
クリップか小さな木製洗濯バサミを使えば、ガーラントのように飾ることもできます。
もちろん、ツリーにオーナメントとして飾っても素敵!
引き出し型のボックスアドベントカレンダー
BOX型のアドベントカレンダーは、そのまま置いてインテリアとして使えるのが利点です。箱の数を増やして大きくすれば12月1日からカウントダウンができますが、コンパクトに飾りたい場合は箱の数を少なく作って10日前、一週間前からカウントダウンするのも良いかもしれません。
自分の好みや求める条件に合わせて柔軟に用意できるのも、ハンドメイドのメリットですね。
クッキーやキャンディを入れて、冬の甘さを楽しみましょう。
ビーズのアドベントカレンダー
熱を加えるとくっつくビーズを使えば、好きなデザインのアイテムをいくつも作ることができます。
水でくっつくビーズもあるので、小さなお子さんと手作りしたい方は、より安心な方を選びましょう。自分で考えるのが難しい時は、ビーズのレシピを参考にするのもおすすめです。
ジンジャーマンやツリー、リースやプレゼントボックスなど、ワクワク心躍るアイテムをたくさん作って、1日1日、クリスマスまでの日を指折り数えていきませんか?
オーナメントの入っているアドベントカレンダーは、
クリスマスが近づくごとにツリーがにぎやかになっていく過程を楽しめます。
巾着袋のアドベントカレンダー
手のひらサイズの巾着袋に、日づけの数字を刺繍するかワッペン状に貼りつければ、オーナメントも兼ねたアドベントカレンダーができます。
無地の巾着袋を買ってきて、ファブリック用のスタンプで数字を入れても素敵ですね。
数字を入れたくない場合は、リースやトナカイといったモチーフをあしらってもおしゃれ。
巾着袋は、ある程度ハリがある方が見栄えが良くなります。
中にお菓子などを入れない場合も綿、プチプチの緩衝材を入れてぷっくりと膨らませましょう。
ろうそく型アドベントカレンダー
ぬくもりのある手作り感がかわいいろうそくは、なんとトイレットペーパー製!
絵の具で色を塗ったり、折り紙や包装紙でデコったりすれば、自分だけのオリジナルろうそく型カレンダーが作れます。日づけの数字を大きく描いて数本をまとめて飾っておくと、よりクリスマスムードが増して写真映えするのでおすすめです。
キリスト教の風習では、1本ずつ火を灯していきますが、火を使わないこんなろうそくなら、ご家庭でも安心して飾れるはず。
ギフトBOX型アドベントカレンダー
ギフトBOXは、ツリーの枝と枝の間に置いて飾るタイプのオーナメントです。
数字のラベルがついたものを選んだり、ラベルを付け足したりすれば、アドベントカレンダーとして使えます。
発泡スチロールを包んでいるおもちゃのオーナメントも手軽ですが、本当にギフトBOXとして使えるオーナメントをセレクトして、お菓子や小さなプレゼントをしのばせるのもおしゃれ。アイデア次第で、キッズ向けにも大人向けにもアレンジできるアドベントカレンダーです。
アドベントカレンダーの中にお菓子を入れておけば、
1日に1つずつ楽しみながらクリスマスを待つことができます。
お菓子の他に紅茶のティーバッグやカードもおすすめですよ。
まとめ
アドベントカレンダーの由来や歴史、楽しいアイデアにあふれた現代のアドベントカレンダーについてご紹介しました。
ユニークなハンドメイドや手作り品もたくさんあるので、早めに手作りしてみるのも良いかもしれません。
カレンダーに入れるお菓子を選ぶのも楽しいですよね。
12月に入ると、街は一気にクリスマスカラーがあふれ、心躍る音楽が聞こえてきます。クリスマス当日を楽しみに待ちながら、今年はアドベントカレンダーでカウントダウンをしてみませんか?
更新日:
2024年10月15日