マナー:忌み言葉は使わない
忌み言葉とは、ネガティブな意味を持つワードのことです。
結婚式のスピーチや受験の応援メッセージなどでも、忌み言葉は避けると言うマナーがあるので、ご存知の方も多いかもしれません。
出産祝いで避けるべき忌み言葉は、「流れる」、「失う」、「苦しむ」、「消える」、「落ちる」といった言葉です。いずれも、出産にまつわる不吉なことをイメージさせるため、避けるべきです。
また、一般的な忌み言葉としては、「別れる」、「早い」、「短い」、「なくなる」などがあります。これらの言葉を使わずにメッセージを作成しましょう。
さらに、数字にも注意が必要です。四は「死」を、九は「苦」をそれぞれ連想させるため、メッセージには入れないようにします。
マナー:プレッシャーを与える表現は避ける
「これから子育て大変だね。がんばってね」、「赤ちゃんが大きく育つといいね」、「立派な大人に育ちますように」、「心配ごとは尽きないと思うけど応援しているよ」というフレーズは、元気な人にとってはあたたかいエールに聞こえるかもしれません。
しかし、出産を終えたばかりのママにとっては、プレッシャーをかけられているように感じてしまう可能性があります。
出産というたいへんな行為のあと、お母さんは心身ともに疲弊している状態です。
出産祝いのメッセージを考える時は、そのような状態である相手が負担に思わないような言葉選びを心がけましょう。
「お疲れさま」、「がんばったね」などのように、労りやねぎらいの言葉に代えてみるのはいかがでしょうか。
マナー:きついジョークは入れず丁寧な文章を心がける
親しい友人同士や、兄弟姉妹など近しい親族同士でメッセージを送る場合、ついいつものような気軽さでメッセージを作ってしまいがちです。
しかし、繰り返しになりますが、お母さんは出産したばかりで心も体も平常時とは大きく異なる状況にあります。
また、新生児のお世話で何かと余裕がなく、冗談を受け止める力がないことも少なくありません。
普段はきつめのジョークで笑い合える仲だったとしても、いつものカジュアルさは少しおさえ、ややフォーマルな表現にとどめましょう。
よそよそしいメッセージにする必要はありませんが、一定の丁寧さは必要です。
これから紹介する文例なども参考にしつつ、いつもより優しい表現でメッセージを作ってみてください。