小田急の母の日ギフト・プレゼント 2024
宝山酒造は新潟県に明治18年創業。蔵のモットーは「人・酒・語らい」(人がいて、そこに酒があり、楽しい語らいが生まれる)です。これを想い酒造りに勤めております。開湯300年を迎えた新潟の奥座敷として知られる岩室温泉の地酒として130年以上の歴史のある酒造です。大量生産はせず1滴1滴を杜氏(製造責任者)を初め、3人の蔵人が極寒の新潟の冬に丁寧に仕込みをしています。蔵の裏には広大な田んぼが広がり、前には多宝山、弥彦山がそびえ夏には蛍が飛び交う自然豊かな環境の中にあります。仕込み水には多宝山、弥彦山の伏流水を使用し、地元農家が栽培したお米を中心に仕込みを行っております。
宝山酒造は伝統的な酒造りを続けておりますが現杜氏5代目蔵元の渡邉桂太が「伝統は守るだけでなく、時代にあった酒造りも取り入れていかないといけない」と考え、伝統的なブランド「宝山」を主軸に様々な新商品開発も行っている。
大きな特徴として、仕込み現場も見学可能な大人気の「酒蔵見学」。
日本酒は敷居の高いものと思われがちで少し敬遠しがちなところもあるかもしれませんが、宝山酒造には、年間1万5千人以上ものお客様がお見えになります。
酒蔵を1年中公開し、蔵の様子を見学した後、お話ししながら日本酒を試飲して頂きます。
日本酒が出来上がるまでのエピソードや裏話を聞きながら試飲する事で、日本酒に対する新しい価値観が生まれるのです。特に日本酒好きの方にとっては最高に贅沢なひと時です。
2016年より原料をこだわる事に重きをおき「誰が、どこで、どのように」栽培して作ったお米なのかをしりその上でお酒を醸しております。3年前は全体の使用米のうち契約栽培は1割程度でした。その他はJAから仕入れさせて頂いたお米でした。それ自体が悪いことと思いませんが、地元産のお米にこだわると謳いながら、使用する9割のお米が新潟県のどこで栽培されたお米かわからない状況に疑問を感じ、契約してくださる農家を探しました。
現在は5件(2019年現在)の農家と契約させて頂き、全体量の3割(特定名称のみだと6割)のお米をお願いし使用させて頂いております。農家ごとに米つくりは変わり、そこを知った上で農家ごとに銘柄を変えたり、造りを変えたりもしています。同時期に弊社のカラーとして力を入れているのは「飯米」での酒造りです。
なぜ酒造りに向いていないお米を使用したのかと言いますと、「新潟のお酒はお米が美味しいからお酒も美味しいんだよね」これは、お客様からよく頂戴する一言です。しかしここには矛盾が生じており、美味しいお米=美味しいお酒ではなくお米を作る為の酒米は普段私たちは口にする事のないお米なので美味しいお米は美味しいお米、美味しいお酒は美味しいお酒と分かれているのです。
しかし、なかなか酒米というのは日本酒の事を詳しくない人からすると、知らない方が多いです。
それならば、ここを美味しいお米=美味しいお酒として確立できないかという事で挑戦を開始いたしました。現在はこしいぶき、コシヒカリ、新之助、ゆきん子舞等の飯米を使用しどれも個性豊かな性質を持っている為、毎年試行錯誤して日本酒を醸しております。