お歳暮・冬ギフト特集2024

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COLUMN知っておきたいギフトマナー

  • 冠婚葬祭とは?

    人生における四大儀式といわれる「冠婚葬祭」。
    具体的には、①冠礼(元服)、②婚礼、③葬儀、④祖先の祭祀 を指し、特に婚礼と葬儀は慶弔全般の中でも、極めて厳粛な儀式とされています。
    「冠礼」は出産や七五三、就職、長寿など、人の成長過程において人生の節目となるお祝い事です。「婚礼」は結納や結婚式など、結婚に関して行うお祝い事や約束事であり、「葬儀」は通夜、告別式、三回忌など、人の死に際してとり行われる儀式を指します。「祭祀」はお正月、お盆、節句など、歳時(一年の四季)の中で広く人々に共通して行われる行事のことです。
    四大儀式に含まれない贈答としては、各種御礼、お見舞いなどの進物が挙げられます。

  • 慶事・弔事とは?

    「慶事」とはおめでたいこと(一般的には婚約・結婚などのお慶び事)を指し、「弔事」は不幸なこと(通夜や葬儀など)を指します。
    慶事と弔事が重なった時は、どちらを優先すべきでしょうか。このような場合、故人とのお別れは待ってくれませんが、お祝い事は後日埋め合わせができる、という考え方から、弔事を優先するのが一般的といわれています。

  • 贈答品の数

    吉の数とされる三、五、七。この他に、八も末広がりとして喜ばれる数字です。一方で、四、九は「死・苦」に通じる凶数といわれ、気にされる方もいらっしゃるので避けた方が無難です。
    一般的に慶事の贈答数は奇数が良いといわれていますが、ダース単位で贈るもの(ビールなど)や、夫婦茶碗、夫婦箸のようにペアで贈るものは、偶数でも慶事に使います。弔事では、不幸が重なるという考え方から、1点に限定する方が望ましいとされています。

  • お返しのマナー

    正式な進物をいただいた場合には、そのお礼としてお返しをすることはマナーです。
    「内祝い」とは、お祝いやお見舞いをいただいた際のお返しを指しますが、本来は自分で祝う自祝いの意味もあり、お祝いをもらう、もらわないに関わらず、自ら喜びを分かつという意味で、内祝いとしてギフトを配ることもあります。
    お返しには適切とされる金額の目安があり、慶事のお返しなら、いただいた金額の半額程度、弔事や病気見舞いのお返しなら、3分の1から半額程度のものを返すのが一般的とされています。一般贈答のお返しであれば、目上の方に対しての場合、いただいた金額より多く返すのは失礼にあたります。目下の方に対してであれば、いただいた金額の半額程度が一般的です。
    いただきものをしたお礼としてお返しをするのはマナーですが、お返しを必要としない場合もあります。例えば風水害や火事などのお見舞いをいただいた場合、慰問・慰労のいただきものをした場合、形見分けをいただいた場合などです。このような場合は、品物でお礼はしませんが、令状を差し上げるなどの別の方法で感謝の気持ちを伝えるのが一般的です。