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いわきチョコレート

塩×チョコレート×キャラメルの絶妙なバランスが味わえる、「めひかり塩チョコ」はすべて手作業で作られています。

バイヤー

オンラインショッピングバイヤーより

私が初めて「めひかり塩チョコ」を目にしたのは数年前のこと。当時は、「何が入っているの?」と半信半疑でした。しかし、今では、すっかりその味のとりこです。一口食べれば、塩キャラメルがトローっと口の中に広がる、その「感動」は作り手の方々の思うつぼ!?と思ってしまうほど。そんな感動を味わえた「めひかり塩チョコ」が、どのように作られているのかを確かめるべく、いわき市内の小さな工房へお邪魔してきました。

オンラインショッピングの現地レポート【福島県・いわき市】

“あの感動”をもう一度 世界一おいしい塩チョコレートを作りたい!

今年創業10年目を迎える、いわきチョコレート。創業のきっかけは、同社のメンバーがゲランドの塩で有名なフランスブルターニュを経てモン・サン・ミシェルを訪れた際に見つけた、いわしの形をした塩チョコレートとの出逢いでした。「こんなチョコレート食べたことない! それぐらい驚きのあるチョコレートだったんです」。

「めひかり塩チョコ」のモデルとなった魚の形のチョコ

そんな感想を聞いた代表の柳沼大介さんは、自分も食べてみたいと思い、早速そのチョコレートをフランスから取り寄せました。届いたチョコレートの上にはブルターニュの海塩が載せられていて、食べてみるととろけるようなキャラメルが入っていたそう。今でこそ塩スイーツブームが到来し、知名度の高いスイーツとなった塩チョコレートですが、当時は、元々お菓子業界に長く携わっていた柳沼さんでさえも味わったことのない、驚きのチョコレートだったと言います。この塩チョコレートこそが、「めひかり塩チョコ」のモデルとなるチョコレートとなったのです。

その衝撃のおいしさに感動した柳沼さんは、「この感動をもっと多くの人に伝えたい!
日本で、世界一おいしい塩チョコレートをつくろう」と決意しました。こうして塩チョコレートづくりへの挑戦が始まったのです。

「いわき市の魚」に認定されているめひかり。
チョコの形のモデルです。

「めひかり」はいわき市の沖合いで獲れていました。

塩×キャラメル×チョコレートの黄金バランス

塩チョコレート試作当時、塩×チョコレートという商品は日本には存在していませんでした。 そのため、製法がまったくわからず、試行錯誤の日々。商品化に3年の歳月をかけ、ようやく塩×キャラメル×チョコレートの黄金バランスを見つけ、納得のいく塩チョコレートが完成しました。こうして出来上がったのが、いわきチョコレートの看板商品「めひかり塩チョコ」です。

「めひかり塩チョコ」は、いわき市の「市魚」である「めひかり」をかたどったチョコレートです。「めひかり塩チョコ」というネーミングから、お客様からは「チョコレートにめひかりが入っているの?」とよく聞かれることも。これは、いわき市ならではのモチーフを使うというコンセプトに加えて、キャラメルとチョコの量の最高のバランスを追求した結果、この形にたどりついたのだそうです。チョコレート、キャラメル、塩のいずれにも妥協せず、「とにかく最高の塩チョコレートを作りたい」という一心で作り上げた「めひかり塩チョコ」。外側を覆うチョコレートには、オリジナルブレンドのカカオ58%のクーベルチュールチョコレートを使用しています。甘さを押さえた香り高い高級感のあるチョコレートです。内側のキャラメルは、実は「塩」生キャラメル。生クリームをふんだんに使った濃厚な仕上がりで、チョコレートの外装をパリっと割れば、とろりと溶け出します。香り高いチョコレートと濃厚な塩キャラメルのコラボレーションだけでも魅了されてしまうこと間違いなしですが、その後を追うように大粒の海塩がピリッと塩味を効かせ、インパクトを添えてくれます。

まったく同じチョコレートはない!?手作りならではの醍醐味

「めひかり塩チョコ」は機械化することができないため、すべて手作業でつくられています。そのため、一粒一粒のチョコレートに少しずつ違いが見られます。例えば、チョコレートの上に載っている塩も手作業で振りかけているため、チョコレートによって塩の付き方が微妙に違います。「食べるチョコレートによって、味わいが変わる。それが、手作りならではの醍醐味です」。

【すべて手作業! 「めひかり塩チョコ」ができるまで】

★キャラメルづくり
キャラメルは砂糖と生クリームを焦がさないようにぐつぐつと煮込み、最適なタイミングで火から外します。「めひかりの形」の型枠にとろとろの生キャラメルを流して、きれいに整え冷やします。チョコレートの中に入る、塩生キャラメルの完成です。

★チョコレートをかけて、完成
チョコレートはテンパリング(温度調整)することで、なめらかな口当たりと艶やかな光沢に仕上がります。
型から外した生キャラメルが溶ける前に、チョコレートの滝をくぐらせること2回。一粒ずつ大粒の塩を振りかけます。
宝石のように大切に箱に収めて、完成です。

4年に一度開催される全国菓子大博覧会で「名誉総裁賞」受賞!

1911年から始まり、4年に1度開催されている全国菓子大博覧会。
いわきチョコレートが創業して間もない2008年に、この大会で「めひかり塩チョコ」は最高賞である「名誉総裁賞」受賞という快挙を成し遂げました。審査基準は風味、色彩、表現、品格、衛生、市場性が重視されるほか、地元のものを使ったものであるという地域性が評価に大きくかかわっているそうです。そして、審査員は過去に賞を受賞した方々。当然、審査基準はかなり厳しいものとなります。そのため、大賞である「名誉総裁賞」はなかなか受賞できるものではないのです。

名誉ある賞を受賞し、順風満帆かのように思えた矢先、2011年に起こった東日本大震災。いわき市の被害は決して小さなものではなく、1カ月あまり店を閉めることを余儀なくされました。「もう、店をたたんでしまおう」。

そう思った柳沼さんは、メンバーを集めましたが、皆の口から出たのは「もう一度、『めひかり塩チョコ』をつくりたい」という言葉でした。その想いに心を打たれた柳沼さんは、再開することを決意しました。

再開から4年あまり。今では、累計販売数55万箱を突破するまでになりました。一粒食べれば、その驚きのおいしさのとりこになること必至!
贈り物やお土産にはもちろん、日頃のティータイムのおともとして、贅沢なひとときを過ごしてみませんか?

SHOP DATA

株式会社いわきチョコレート(かぶしきがいしゃ いわきちょこれーと)
〒971-8164 福島県いわき市小名浜寺廻町16-6